体感と変化について
蓮川屋が運営する指圧施術所とリラクゼーションサロンに寄せられたよくある質問・お問い合わせに対する回答のページ
こちらは技術的な質問、お客さんの体感からの疑問をまとめています。
お問い合わせは電話か Instagram のメッセージでお受けしてます。
項目
よく寄せられるご質問と、その結論をまとめています。
さらに詳しく知りたい項目は「▼」を押すと解説をご覧いただけます。
マッサージで「治る」と言わないのはなぜ?
「治す」のが役割ではありませんので。
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現在、整体やカイロといったリラクゼーション業界では、医学的根拠を欠いた、あるいは誤認した「完治」や「根本療法」といった言葉が溢れています。
しかし。あん摩マッサージ指圧師を正業とする者は以下の観点から「治る」という言葉は使えません。
1.法的・倫理的な誠実さ
日本における「診断」や「治療」は医師にのみ許された医業です。あん摩マッサージ指圧師、鍼師、灸師といった国家資格は一部治療と認められるものの、法律の枠組みを正しく理解し、国民の健康を支える責任を負っています。「診断」が許されないので、「治ったという診断」もまた許されないという厳格さも内包しています。
2.主体はあくまで「お客さん自身」
不調を乗り越えるのは、施術者の技術だけではありません。お客さん自身の自然治癒力や生活習慣の改善です。施術を通じてスイッチを入れる手助けに過ぎません。
3.主観的ウェルビーイング
日本語で言えば「精神的満足」です。WHOの健康の定義は、「単に病気や虚弱でないということではなく、身体的、精神的、そして社会的に、完全に満たされた状態にあること」です。
医学の世界では、薬や手術などの「直接的な効果」以外に、施術者の手当や雰囲気による安心感(非特異的効果)により人生の質(QOL)が改善することが知られています。
今の状態を受け入れながら、その時々のベストな状態に整える。それが手技療法の真髄です。
肩こりにマッサージは逆効果?
一概に「善悪」で判断するのではなく、今の状態に適しているか見極めることが重要です。
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インターネット、特にSNSでは極端な情報があふれています。肩・首の違和感の原因は、単なる筋肉疲労から、炎症、あるいは内科的な要因まで多岐に渡ります。そのため、一律に「マッサージが悪い」ということはあり得ません。
大事なのは、お客さんから「揉んでよいかどうか正しく判断するための情報」を伝えることです。
①伝えるべきこと
病院を受診する場合でも、あん摩マッサージ指圧(国家資格)を利用する場合でも、以下の情報を正確に伝えてください。そしてそれに対する質問にもしっかりと回答することです。これが安全で効果的な対応を受けるためのコツです。
・いつから? (例:今朝から急に。数ヶ月前からずっと)
・どんな時に? (例:動いた時に。じっとしていても)
・どのように? (例:ズキズキ。重苦しい。電気が走る)
②「揉んではいけない」ケースへの対応
急性の炎症や、特定の疾患が疑われる場合、逆効果になることがあります。「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格は解剖生理学の知識に基づき、施術の適応・不適応を判断します。もし適さない状態であれば、施術を中止したり、病院への受診を勧めるのも免許に課せられた役割です。
〇〇矯正(骨盤、猫背など)はできますか?
当院、当サロンどちらにおいても行っていません。
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本来、医学的意味での「骨格の矯正」は医師による判断や措置が必要です。
一般に「骨をボキボキ鳴らすような矯正」は体のクセを補正する意味合いで矯正の言葉が使われています。
私どもの考えは、無理に骨格を動かすのではなく、心身の緊張を緩めて自然なバランス、動きやすさを求めるものです。よって、矯正を目的とした施術は行いません。
整体行っても治らなかったんですが……
その感覚は法的な定義からすると正しいと言えます。
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日本の法律では診断して治療(治すこと)ができるのは「医師」のみです。
整体は「医業」ではなく、ラジオ体操やアロマテラピーと同じくリラクゼーション、つまりは「健康法」という位置づけです。
車や機械で例えるなら、医師は「壊れた部品を特定し、交換して元通りにする修理工場の整備士」
対してリラクゼーションは「動く部分にグリス塗ったり、コントロールの癖を補正して、今ある状態でのパフォーマンスを引き出す調整役、日常点検してくれるガソリンスタンドの店員」
つまり整体は「元の状態に戻す(治す)」ためではなく、今抱える悩みの中で「いかに快適に過ごせるか」を選択する手段なのです。
治せる。治したいなら。と誇大な文言が飛び交う界隈ですが、「治らなかった」のではなく、「提供された情報や状態を観察した結果の現段階でのベスト」と捉えるのが自然なことです。
姿勢を正せば痛みや不調は楽になる?
一概に「姿勢を正せば解決する」とは限りません。
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近年の研究(2025年の知見)でも、静止した時の姿勢と痛みの間には直接的相関が見られないケースが多いことが示唆されています。
問題の本質は「姿勢の良し悪し」よりも「同じ姿勢を長時間続け、体に過度の負担をかけ続けること」にあると考えられています。
たとえば、仕事で特定の姿勢をとることで生じる左右差や変形も、それ自体がただちに「悪」ではありません。体がその環境に適応しようとした結果であることも多いからです。
正しいと思う姿勢を維持しようと余分な力を入れることは逆効果となる場合もあります。
大切なのは、体を特定の形に固定することではなく、日常にあるがまま流動的に体を動かし、一部への過負荷を逃すことです。
運動(ジムや部活)の前後、どちらに受けるのが最適ですか?
目的によって使い分けをおすすめしています。
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運動前であれば、可動域を広げ、神経の伝達をスムーズにする「コンディショニング」として有効です。リラックスしすぎると力が出にくくなるので、短く軽快な刺激を選びます。
運動後であれば、緊張をリセットする「リカバリー」となります。
パフォーマンスの最適化を目指すのであれば、大会や試合など目標の数日前に受けて、当日にピークを持っていく調整方法が理想的です。
「痛気持ちいい」と「痛いだけ」の境界線は何ですか?
「呼吸が止まるかどうか」がひとつの目安です。
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痛いけれど、息を吐き出したくなるのは刺激を受け入れている状態。
呼吸が止まって力むのは強すぎという場合が多いです。
撫でるような弱さが持て囃される時代ですが、状況や状態に合わせて適度に強弱を付けるのが本来ですので、強弱の加減は申し付けください。
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